SSKR会報 はましんれん 147号  2025年5月15日発行 SSKR増刊通巻10306号 編集人 公益社団法人横浜市身体障害者団体連合会 横浜市港北区鳥山町1752障害者スポーツ文化センター 横浜ラポール3階 うちだもとひさ 【1面】 1段目 国指定名勝 横浜さんけいえん 春の風景 写真2枚と黄色い春の花の挿絵を提示 キャプション 写真1大池越しのさんじゅうのとうとソメイヨシノ 写真2シャガ咲き渡るこみち 関連記事は「行ってみました!」5面に掲載 2段目から3段目 横浜市身体障害者団体連合会2025年度事業計画 基本方針 昨年は、夏の猛暑の長期化とともに大雨等の自然災害など、地球温暖化の影響を心配する頻度が上がりました。また、新型コロナ感染症は落ち着きを取り戻していますが、冬にはインフルエンザが猛威を振るいました。こうした中、日常生活や社会・経済活動は活発化していますが、長いコロナ禍の影響は簡単には払拭できず、各事業の参加者が減少傾向となっています。障害者が孤独・孤立に陥いることのないよう、障害者の理解が社会に浸透し社会参加を促進していくことが求められます。一方、障害者の様々な不安に応える相談や情報発信、地域で安心して暮らしていくための取組みなどが課題となっています。また、いつ起こるかわからない大地震や頻発する風水害等の災害へは、障害者の声を伝え、発災から避難及び避難生活での課題などを把握し、関係機関と連携しながら対策を講じ備えていくことが不可欠です。 民間事業者にも合理的配慮の提供が義務化される改正障害者差別解消法が、昨年4月より施行されました。この改正法の周知や理解に向けた啓発活動に取り組んでいくことが必要となります。障害者の気づきや思いを積極的に発信し、当事者参加のもと多くの方々と手を携えて、お互いに対話をしながら理解を深め、共に生きるという共生社会の実現へと進んでいくことが重要となります。 はましんれんとしても、障害者の観点を重視した事業内容や手法を駆使していくとともに、改正障害者差別解消法等の趣旨に沿って、民間事業者への合理的配慮の浸透や環境整備等に向けた発信を広げていきます。 今年度の事業計画では、障害者のニーズを取り入れ、工夫を加えながら全事業に多くの参加をいただき、計画どおり実施していくことと、会員数の減少や高齢化等を背景とする組織面の課題もある中で、アイティ技術の活用等を通じて情報共有や組織力の向上を図り、はましんれんと加盟団体との連携強化に努めてまいります。 2025年度取り組みの柱 1 共生社会づくりに向けた普及・啓発活動の推進 障害者差別解消法の趣旨を周知していくとともに、昨年4月より施行された改正法の民間事業者にも義務化された合理的配慮が、広く社会に浸透していくよう、障害当事者による働きかけを進めます。 2 行政機関、民間企業、地域関係団体等との連携による障害者理解の推進 障害者理解や防災対策の推進に向けて、行政機関、民間企業、学校や自治会などの地域団体との連携による障害者理解の啓発活動等の取組みを通じて、地域とつながり「顔の見える関係づくり」を積極的に進めます。 3 市域におけるバリアフリーの街づくり、環境整備の推進 障害当事者の観点を生かした街づくりや環境整備、障害者のスポーツ文化活動の推進に向けて積極的な提言を行います。 4 課題対応に向けた組織力の向上 情報共有を進めるとともに、情報発信を通じて組織力向上を図り、障害者を取り巻く諸課題にはましんれんとして一体的に対応します。 【以降関連記事3面に掲載】 第39回横浜市身体障害者囲碁・将棋大会開催 令和7年3月23日日曜日、囲碁・将棋大会が横浜ラポール大会議室にて開催されました。この大会は、神奈川新聞厚生文化事業団と横浜市健康福祉局の後援を受け実施しています。 囲碁の部6名・将棋の部7名、合計13名で静かなる熱戦を繰り広げました。 大会は、多くのボランティアの皆さんにご協力をいただき実施されます。今回は、横浜高等学校囲碁・将棋部の顧問と生徒さんにもご協力をいただました。、対局待ち時間に練習相手をしていただくなど、いつもの大会とは違った雰囲気。緊張の中にも笑顔がこぼれます。また、審判・指導員として日本福祉囲碁協会のこいで けいいち様、日本将棋連盟公認棋道指導員のおおたよういち様に協力をいただきました。正午から始まった対局は、それぞれ3局を行い午後3時に終了。記念品として、かもめ福祉工房の駒袋が進呈されました。 写真を提示 大会参加者の集合写真 大会の結果は次の通りです。 囲碁の部 段位者 優勝  のせたつや 六段 肢体障害 準優勝 わたなべこうじ 初段 内部障害 第三位 のまはじめ 初段 難聴 級位者 優勝  しげもりかつひこ 一級 肢体障害 将棋の部 優勝 みわてつや 二段 肢体障害 準優勝 たつおかはるき 初段 肢体障害  第三位 ほうじょうじゅんや 初段 肢体障害 級位者 優 勝 ひぐちたかし 十級 精神障害 準優勝 あきやまたけし 三級 聴覚障害 第三位 さとうさだよし 一級 内部障害 挿絵掲載 将棋の王将の駒と碁盤   2面へ続く 購読のお申込・お問い合わせ  公益社団法人横浜市身体障害者団体連合会  電話番号045-475-2060  ファックス045-475-2064