SSKR会報 浜身連 143号 編集人 公益社団法人横浜市身体障害者団体連合会 横浜市港北区鳥山町1752障害者スポーツ文化センター 横浜ラポール3階 佐藤秀樹 (1)1段目 2023障害者週間事業「創ろうみんなで共に生きる社会を」開催 2023障害者週間イベントが令和5年12月3日に開催されました。 会場をシンボルカラーのイエローで包みました。出演者のレ・フレール(写真あり)のお二人と一緒に【関連記事は2面に掲載】 2段目 年頭あいさつ 浜身連理事長 佐藤秀樹 新年明けましておめでとうございます。また、日頃より、当連合会の事業に大きなお力添えを賜り、心より感謝申し上げます。 これまで、わたしたちの生活は新型コロナ感染症により、大きな影響を受けてまいりましたが、昨年5月にインフルエンザと同様、感染症法上「5類」となり、社会経済活動も活発な動きをみせはじめました。わたしたち障害者も、コロナ前の日常を取り戻しつつあるようです。とはいえ、これらの感染症はそう簡単にわたしたちを解放してはくれません。コロナ禍、不安や孤独、生きづらさを抱えた障害者は多かったと思います。これらの感染症は、これからも、日常生活の中では十分な体制を整えていかねばなりません。 同時にコロナは、人とのつながりや仲間との信頼関係の構築が何より大切であることを教えてくれました。 これからのことは、国の法整備・改正の動きにも色濃く出てまいりました。 今年の4月には事業者の皆様にも、合理的配慮の提供を義務づける「改正障害者差別解消法」が施行されます。 こうした動きの中、障害者の思いや気づきを発信していくことの大切さを考えざるを得ません。「心のバリアフリー」「ユニバーサルデザイン」など、言葉として発信されていますが、わたしたちの心の声として、広く伝えていかたくてはなりません。共生社会とは一つの社会として認知されていくことだと痛感します。 そのために、まずわたしたちが共生社会の実現のため周囲の方々と共に、身近で確かな輪を広げていきましょう。 あらたな年が希望にあふれ、障害のある人もない人も、ともにいきいきと暮らしていけますよう。そして、当会関係者のみなさま、役員のみなさまの益々のご健勝を祈念いたしまして、新年のあいさつといたします。 3段目 令和6年の年頭にあたって 横浜市長 中山竹春 あけましておめでとうございます。皆様が新たな年を迎えられましたことを、心よりお喜び申し上げます。 全ては市民の皆様のために。市民の皆様の「声」を大切にすることを第一に、中学3年生までの小児医療費無償化や、中学校での全員給食開始に向けた取組の推進など、「子育てしたいまち」の実現に向け、施策を前進させてきました。 令和6年は、市民の皆様の心豊かな生活の実現、横浜の持続的な成長・発展に向けて、更に歩みを進めてまいります。 日々時間に追われる子育て世代の皆様の「ゆとり」を創出し、「子育てしたいまち」を更に実感していただけるよう取り組むとともに、子育て世代を呼び込み、横浜の持続的な活力向上につなげていきます。また、医療・福祉の充実や災害対策、インクルーシブなまちづくりを進め、社会経済情勢に対応した支援もしっかりと進めます。 国内外の人を惹きつけるまちづくりにも弾みをつけます。世界屈指の水際線の魅力を一層磨き上げ、道路や公園などの公共空間を一層活用し、横浜ならではの魅力を高める新たな仕掛けを打ち出していきます。 そして、行政手続きのオンライン化をはじめ、市民・事業者の皆様に大きなメリットを実感していただけるよう、DXの取組を一層推進していきます。 今や気候変動は差し迫った危機となり、私たちの生活や社会経済にも多大なる影響を及ぼしています。横浜のかけがえのない環境を将来世代に引き継いでいくために、市民の皆様お一人おひとりの環境に配慮したライフスタイルや、企業価値を高める脱炭素経営への転換をしっかりと後押しし、市民・事業者の皆様と一体となって、「脱炭素化」を強力に推進していきます。 2027年には、環境をテーマとした「GREEN×EXPO 2027」を開催します。この「横浜グリーン博」の成功とその先の脱炭素社会の実現に向けて、市民・事業者の皆様の御理解と共感を深める取組を加速させます。 誰もが「住みたい、住み続けたい」と思えるまち。その実現のために、全力を尽くしてまいります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 差し込み記事 令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 挿絵 浜難聴 守安雄介「のぼり龍」浜身の共生水脈や若日照る 2面に続く 購読のお申込・お問い合わせ  公益社団法人横浜市身体障害者団体連合会  TEL045-475-2060  FAX045-475-2064