SSKR会報 浜身連 141号 編集人 公益社団法人横浜市身体障害者団体連合会 横浜市港北区鳥山町1752障害者スポーツ文化センター 横浜ラポール3階 佐藤秀樹 〜横浜市身体障害者団体連合会2023年度事業計画〜 T基本方針 新型コロナウイルス感染症は発生から3年以上が経過していますが、いまだ終息が見通せない状況が続いています。 一方、昨年の秋には全国旅行支援が開始されるなど行動制限等が緩和され、日常生活や社会・経済活動はコロナ禍前の状況を取り戻してきています。 浜身連でも、前年度は再開できた事業等が増加し、計画どおりの事業実施に近づいてきました。 この長引くコロナ禍で、人と人との結びつきの大切さを改めて気づかされました。 障害者の様々な不安に応える相談や情報発信、地域で安心して暮らしていくための取組みなどが課題となっています。 障害者の孤立防止に向けた「つながり」を回復し社会参加を促進していくため、各事業に障害者のニーズを取り入れ、工夫を加えながら全事業を計画どおり実施していくことが求められています。 令和3年には、民間事業者による合理的配慮の提供を義務付ける「改正障害者差別解消法」が成立しました。 また、昨年5月には、「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が施行され、情報のバリアフリー化により障害者の社会参加が更に推進していくことが期待されます。 こうした動きを追い風として、障害者の気づきや思いを積極的に伝え、当事者参加のもと多くの方々と手を携えて、共生社会実現へと進んでいくことが重要となります。 また、大地震や風水害等の災害リスクへの対策として、障害者の声を吸い上げ、関係する機関と連携しながら安全・安心のネットワークを構築していくことが必要です。 浜身連としても、障害者の視点を重視した事業内容や手法を駆使していくとともに、障害者差別解消法改正等の趣旨に沿って、合理的配慮の浸透や環境整備等に向けた発信をしていきます。 会員数の減少や高齢化等を背景とする組織面の課題もある中で、IT技術の活用等を通じて、情報共有や組織力の向上を図り、浜身連と加盟団体との連携強化を進めてまいります。 【2023年度の取組みの柱】 1共生社会づくりに向けた普及・啓発活動の推進 障害者差別解消法の趣旨を広く周知していくとともに、民間事業者にも義務化される合理的配慮が浸透していくよう、障害当事者による働きかけを進めます。 2地域関係団体等との連携による障害者理解の推進 障害者理解や防災対策の推進に向けて、学校や地域団体との連携による障害者理解の活動等の取組みを通じて、地域とつながり「顔の見える関係づくり」を進めます。 3市域におけるユニバーサルデザインの街づくりの推進 ユニバーサルデザインの考え方を踏まえ、障害当事者の視点を生かした街づくりや障害者のスポーツ文化活動の推進に向けて積極的な提言を行います。 4課題対応に向けた組織力の向上 情報共有を進めるとともに、情報発信を通じて組織力の向上を図り、障害者を取り巻く諸課題に浜身連として一体的に対応します。 U庶務事項 1理事会・定例会 年4回 2総会・定例会 年1回 3四役会議 月1回開催 理事会開催月を除く。 4団体長連絡会議 適宜開催 V横浜市身体障害者団体連合会事業 1外出支援 (1)浜身連ハンディキャブ(リフト付き車両)貸出事業 (2)障害者ガイドボランティア(登録制) (3)JRジパング倶楽部 特別会員 取扱 2スポーツ・レクリエーション (1)第38回横浜市身体障害者運動会 (2)ハンディキャップテニス教室・大会 (3)第38回横浜市身体障害者囲碁・将棋大会 3普及啓発 (1)広報誌「浜身連」発行(年3回) (2)啓発活動 (3)ホームページ運営 (4)第73回横浜市身体障害者福祉の集い 4障害者雇用相談事業 5災害対策(研修会等) W障害者社会参加推進センター事業 1障害者社会参加推進協議会運営 (1)第12期横浜市障害者社会参加推進協議会 (2)3障害部会 2障害者社会参加訓練事業 (1)補装具着用訓練事業 2面に続く 購読のお申込・お問い合わせ  公益社団法人横浜市身体障害者団体連合会  TEL045-475-2060  FAX045-475-2064